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からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界 (ブルーバックス) 新書 – 2023/4/13

4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

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「からだの錯覚」を通して人の身体や脳の実態に迫る、認知科学研究者である著者が、からだに起こる不思議な現象を徹底解説します。「自分」という、もっとも身近にありながら、つかみどころのないもののイメージが、脳や五感などによってどんなしくみで作られているのかが語られていくと共に、錯覚を感じるさまざまな方法も紹介。読者も簡単な方法で、不思議な錯覚の世界を体験できるかもしれません。
自分が感覚としてとらえている自分の体と、実際の体が乖離していることを感じたりすることは、誰にでもあること。また、ケガで体の一部を失ったときにないはずの部分に痛みを感じたり、拒食症の人が実際にはやせているのに自分は太っていると感じていたり――そんな例も聞いたことがあると思います。それ以外でも身近にあまり意識しないところで、ちょっとした錯覚を感じることは、実は多いのです。乗り物酔いも、金縛りも、自分の感覚と意識の不一致のようなことから起こる錯覚の視点から説明できます。こういったことがどうして起こるのか、その謎に迫ってみると、生きるために必要な脳の働きなどが見えてくるのです。心と体が離れる「幽体離脱」も科学的に説明できる現象です。オカルトではなく誰しもリラックスしたりするときに起こることがあり、ここでも脳と体に備わったくみが関係しています。
そのような事例を紹介しながらからだに起こる不思議を解説していく1冊。読み進めると、自分が「錯覚」の産物であるように思えてくるのではないでしょうか。身体とはなにか、感覚とはなにか、自分とはなにか、についてふだんとは違った見方で考えるきっかけに。

序章 錯覚体験
第1章 「からだ」とはなにか~自分として感じられる身体と物体としての身体
身体と触覚がバラバラ/身体の感覚とはなにか/自分の「からだ」はどこまでか ほか
第2章 目で見る視覚と頭の中にある視覚――目を閉じることで広がる「からだ」の感じ方
錯覚しやすいかどうか、試すならこの2つの方法/触覚だけで「自分の身体を見つける」!? ほか
第3章 弾力のある身体――空想の世界にも想像しやすいものとそうでないものがある
アバターを自分の身体のように感じる錯覚/腕や脚が伸び縮みするVR錯覚 ほか
第4章 からだの錯覚は思い込みと何が違うのか――錯覚が生まれる、その時脳は……
第5章 「身体」なのか「モノ」なのかーー自分のような自分じゃないような「きもちわるさ」の由来
外傷のない痛み/スライムハンドの衝撃 ほか
第6章 幽体離脱を科学する――不思議な現象が導く、さまざまな可能性
多角的な視点からイメージできる人は、幽体離脱が起こりやすい/リセットされる夢、リセットされない幽体離脱/とりかえしのつかない遊び ほか
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商品の説明

著者について

小鷹 研理
名古屋市立大学芸術工学研究科准教授。工学博士。
2003年京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院情報学研究科、IAMAS、早稲田大学WABOT-HOUSE研究所を経て、2012年より現職。野島久雄賞(認知科学会)、Best XR Content Award(ACM Siggraph Asia)、世界錯覚コンテスト入賞(2019-2021)など多数受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2023/4/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/4/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4065316235
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065316238
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.4 x 1.2 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで数多くの哲学者たちが触覚やほかの感覚と身体感覚の関係(もしくは身体論)についてさまざまに論議してきたが、本書はそれらに言及することなく、それらをはるかに超えている。思考実験がたくさん出てくるが、哲学者たちが考えたものよりずっとclever。しかも、本物の実験があり、それが提供するエビデンスがあり、読者を体験させて納得させるデモンストレーションもある。
それにしても、著者の遊び感覚がいい。実験のアイデアも、ネーミングのセンスも抜群。ブッダの耳錯覚、軟体生物ハンド錯覚、トントンスワップ、グラグラスワップ、蟹の錯覚、薬指のクーデター、小指のクーデター……だもん。(文章や記述がちょっとまどろっこしいところもあるけれど、内容はそれを補って余りある。)
出発点はラバーハンド錯覚。それをとっかかりに10年余でこれだけの研究を展開するとは。しかも研究はさらに大きく展開するような勢い。もう目が離せない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットの書籍紹介の記事で「エッ?」となった。内容の一部に脳への電気刺激で幽体離脱体験をすると書いてあった。それで以前「カルト宗教」(紀藤正樹・著)のレビューで紹介したカナダ・ローレンシアン大学心理学研究所所長マイケル・パーシンガー氏(故人)の研究を思い出した。ドキュメンタリー番組の内容で右脳の側頭葉のある部分にヘアドライヤと同程度の磁場を与えるだけで、同様に幽体離脱体験や神の存在を感じる経験をするという。その研究は他の研究者による再現性に乏しく「超心理学」などと呼ばれて、半ば眉唾物のような扱いを受けているようだった。パーシンガー氏没後の研究が話題にならないことから、イエスキリストやムハンマドの宗教体験が脳内現象として陳腐化されることを恐れて、宗教界から意図的に無視されているか、逆に圧力を受けているのではないかと心配していた。だから書籍紹介にあったわずかな共通点でも、購入する気になった。

本書では客観的な「身体」感に対して「からだ」とひらがな表記することで本人が認識している、本人にとっての身体感を区別している。少しの工夫をするだけで自分の「身体」と「からだ」には矛盾が生じ、錯覚が起きる。自分の手が自分の手でないように感じるとか、他人の手があたかも自分の手であるかのように感じる錯覚を実験と結果によって裏付けていく。自分が自分の身体に感じている自己感覚のもろさや不思議さを知ることができる。五感が同時性をもって複合的に働くことで現実のリアル感や、身体の自己感覚が生じていることなどが分かる。全体のほとんどの部分を実験と結果、それによって考えられることといった総括が占めている。文章による説明と挿絵で実験の内容を理解させようとするが、説明がややこしくて全部読み切れなかった。二人で行う実験が多いために、ひとりで読んでいて試しにやってみることができないから、何となくテンションが上がらない。そこへきて実験の説明がややこしいので、煩わしくなって読み飛ばしてしまう。文章自体も、もっと平易な書き方ができるのでは、と思うことがしばしばあった。
書籍そのものをコミックエッセイにして欲しかったと思う。その方が実験についてわかりやすいし、主人公を通じて、より模擬体験的に結果を理解しやすいと思う。全体の後半にまとめとして文章での説明があれば、そこで内容を深めることもできる。

これまでの一般的な身体感を数々の実験によって覆したのちに、最終の章で幽体離脱や「未来のからだ」としてのメタ・バースについて述べている。僕にとってはこの1章に全体の八割ほどの価値がある。この中で「物理的な幽体としての離脱現象」は複数の実験によって完膚なきまでに否定されていて、現在では「物理的な幽体離脱の真否は、学問的な関心の対象から完全に除外されている」のだとしている。脳内現象としての幽体離脱を証明するのが、さきの脳への電気刺激の記述で、右側の角回と呼ばれる領域に刺激を与えた際に、典型的な幽体離脱の感覚が誘起される。パーシンガー氏の「右脳の側頭葉のある部分」としているのがこのあたりなのだろう。「報告された5件は、全て角回を下位領域として含む、TPJ(側頭頭頂接合部)への刺激によって誘発されているという共通点があります。この事実は、幽体離脱が脳内現象であることを強く裏付けるものといえる」とまとめている。また別の論文をもとに、幽体離脱は脳内での三次元空間のシミュレーション能力の高い人に起こりやすいと考えられる。つまり幽体離脱体験をする人には、傾向としてもともと空間を再現できる三次元感覚というべきものと記憶力があり、それがある条件下で十分なリアル感をもたらすような離脱体験を「脳内で生じさせている」ということだ。

幽体離脱現象のきっかけとして、金縛りが起きるというのはよく知られている。それについて著者は視覚を長期間遮断されると、健康な人でも、さまざまな幻覚が生じることを例に挙げている。静かな時間帯に、布団に入って電気を消し、目をつむることで、同様に聴覚、視覚、触覚などの感覚を遮断されたときに金縛りが起きやすい。このとき幽体離脱現象が起きるのは「世界と自己の消失をすんでのところで回避するように、別の『からだ』を立ち上げている」と解釈している。さらにこの延長線上に臨死体験を見ようとする。

僕はネタばらしのためにレビューを書いているわけではないから、それについて書くことはない。ここで書かれていることは至極まっとうなことだ。死はまさに「世界と自己の消失」である。パーシンガー氏も本書の著者・小鷹研理氏も、死の痛みや恐怖を和らげるために死の直前に機能すると推測している。幽体離脱体験をしやすい人に特定の条件があったことから類推するならば、臨死体験もする人としない人がいる可能性があるのだろう。

僕はパーシンガー氏の研究はもう完全に封印され、単なる「エセ科学」として葬り去られるのかと思っていたが、それを引き継いだわけではないかもしれないけれど、同様の研究が続けられていることに安心した。ここでは、パーシンガー氏の研究にあった「神の存在の経験」は触れられていないが、いつかそれを含むさまざまな「神秘体験」の謎も脳内のどこかで発見されるのだろう。そうした脳の研究にもうひとつ期待したいのは、永続する幸福感と満足感の研究である。もちろんそれを効かせすぎれば人間は何もしなくなってしまうけれど、いまの過剰な人口では最小限の環境コストで幸福に生きられるようにしなければ、豊かさと刺激を求める人間の営みによって、地球は完全に消費しつくされてしまうだろう。

本書を読んで考えたことを追記したい。最後の章にある幽体離脱に対する考察から想像されるのは、現実の「身体」に対して本人が感じている本人にとっての「からだ」があるように、現実の「世界」に対して、それと同程度かそれ以上にリアルな、その人にとっての「せかい」がその人自身の脳に格納されていて、適性によっては自由に再現できるということだった。「身体」と「からだ」のギャップがその人に心理的な問題を起こすことは本書にも触れられているが「世界」と「せかい」のギャップがどのような現象を起こすのかが気になるところだ。本書に基づいて考えれば、その人の想像性(イマジネーション)は「せかい」における創造性(クリエイティビティ)そのものだということができる。そして天界や地獄など他の世界を経験して帰ってくる幽体離脱体験が語られることがあるのは、その人の想像性が展開され脳内に創造された「せかい」の体験だったと見ることができる。そうなれば当然イマジネーションの資質があるか否かで、経験する人としない人がいるということになる。
本書をもとにした僕の考えをまとめるならば、幽体離脱・臨死体験・他世界の体験という各現象を体験しやすい人としない人に分かれるのは、脳内でのおもに視覚体験に関係する三次元感覚・五感や身体に対する執着の強さ・想像力などの資質を有するか否かで説明できるということになる。このことは実際に体験してしまう人と努力しても体験できない人に分かれる現実ともよく一致していると思う。
近年では臨死体験に三途の川のような多くの共通性が見られるのは、誰にもあるもともとの脳の仕組みによって起きることだからだと見られている。

また本書の実験はほとんどが二人でペアになって行うことになっているが、メタ・バースを使って疑似的に相手を用意することで、本書の内容を体験できる「体験する書籍」みたいなものはできないかと思った。「体験する書籍」は他にも、一対一で執筆者の説明を聞きながら動画や画像などで一冊の本の内容を体験できるというのがあってもいいと思った。だが、その間中VRゴーグルをつけっぱなしというのは疲れるかもしれない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月11日に日本でレビュー済み
本書については、内容についてあれこれ論評する前に、すぐ気付く形式的なことについてま
ず述べたい。
1.著者紹介について
 表紙を開いた途端に著者の顏写真が目に付くが、その下の簡単な紹介文に「IAMAS」など
 素人読者には意味不明の略語が記載されている一方で、肝心な生年が記載されていない。
 生年を隠す理由が、何かあるのだろうか。
2.読みにくい縦書き
 ブルーバックス特有の旧態依然とした縦書き編集のため、読みにくい。特に専門用語の英語
 表記だ。末尾の「巻末注」「参考文献」「さくいん」は、横書きである。本文も横書きで
 統一すべきだ。
3.QRコードについて
 動画を見るためのQRコードがたびたび登場するが、読み取り機を持っていない読者には、
 役に立たない。QRコードの情報内容を文字でも表記すべきだ。この点で、読者への配慮が
 足りない。
4.削除部分などについて
 「おわりに」に「編集者からの提案を踏まえて、初稿の中にあった重要なコンテンツのう
 ちのいくつかを思い切ってまるごと削除することにした。…… 削った部分については、
 今後、また別に活かす機会を探りたい」とある。別の機会としては、縦書きにこだわり、
 削除することしか提案できない古風でケチな出版社(講談社)ではなく、横書きで著者の創意
 工夫を存分に生かす出版社を選定してもらいたい。
 また、「本書は、筆者にとって念願の主著である」ともある。念願の主著がブルーバックス
 とは、お粗末だ。安直に出版しようとするから、そうなってしまう。ブルーバックスではな
 く、単行本・厚表紙・横書き・カラー使用ならば、一流研究者の主著と言えるだろう。ただ
 し、一般向けであれば、価格は低く抑えなければならない。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ボヤッとしている印象あります
2023年9月2日に日本でレビュー済み
赤ちゃんは自分の身体へのセルフタッチを繰り返して、その感覚を通して「(わたしの)からだ」を徐々に認識していくのだそうです。
先に「身体」があって、それに触れ続けることで「(わたしの)からだ」が後からできる。

この本の中には「身体」と「(わたしの)からだ」との感覚的なギャップ、「錯覚」を生み出す実験が数多く紹介されていています。
やってみると「わたし」と「あなた」との区別がなくなる不思議な感覚に驚きます。
本当は「わたし」と「あなた」との区別なんて存在しないのかも知れません。

「わたし」は、五感(視・聴・嗅・味・触)を通して自分以外との差異を認識することで第六感で感じる自己イメージなんですね。
つまり、錯覚、幻なのです。

著者はそう言っていませんが、「この身体は『(わたしの)からだ』なのだ」ということ自体が錯覚なんです。

本書のタイトルは「錯覚としての『からだ』」の方がしっくりくるように思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月6日に日本でレビュー済み
自分の体がまるで自分のものではないかのように感じた経験がある人は多いだろう。
本書では体の錯覚が起こりやすい簡単な実験をあげながら、体の感覚の不思議さを検証している。

本書冒頭で錯覚実験の例が4つほど紹介されておりそれらはおもしろかった。(自分の体が変形したように感じる錯覚、他人の体を自分の体の一部のように感じる錯覚)

しかしそれ以降は筆者の饒舌すぎる長文が読者を疲れさせる。
細かい実験の設定、少ないサンプル数での統計、筆者の感想などはその「業界」で議論すればいいことで一般読者には興味を持ちづらい。

あとがきによると筆者は初稿から40%ほど文章を泣く泣く削って本稿をあげたとのことだが、できれば90%を削ってそのぶんイラストと大きな文字を増やして「おもしろい実験だよ!」と大々的にアピールすればもっと手に取りやすい著作になったであろう。

からだの錯覚は「学問」と呼ぶほどではなく、「おもしろい実験」であることが多くの人にとっての本質なのだから。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月19日に日本でレビュー済み
この本において、ひらがなの「からだ」とは、錯覚というものの介入によって、解釈の多様性を獲得することであって、その柔軟性というものを象徴的に示したものとしています。
錯覚というものが自分の体に及ぼす呪術的な作用によって現れ、それが認識されるかも知れないのです。

ここでは、一般に認知度の一番高い「幽体離脱」現象について注目すべきで、「金縛り」に端を発する幽体離脱は人の限界状態に起こる身体のモノ化で、それは「臨死体験」につながるものであって、生死の境をさまよった人が意識を回復したケースで数多くの報告がなされています。

これは何も死に限ったことではなく、高いストレス状態でその限界点に達した時においてもあらわれるもの(物理的・心理的ダメージを最小限に抑えるため)である、という理論が最近では多く展開されている。
もしも、この幽体離脱のスイッチを自分の意思でオンとオフの切り替えができてしまったとしたら、という考えは著者は否定しています。
仮に、猛烈な痛みに襲われた人がそれをオフにしてしまった時、その人は死を受け入れた状況にほかならないからで、痛みという感覚は人が生きていくための証でもあるのです。

このように、幽体離脱はホラーとか心霊現象の世界のみならず、科学的考察によって人が生きるために必要不可欠な心理構造である、と著者は言います。
人が意識的にこのような状況を作り出そうとすることはきわめて危険なことであり、安易にその領域に足を踏み入れることは厳に慎まなければなりません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月21日に日本でレビュー済み
錯覚の事例自体は面白いが、簡単なことを説明するのにいちいち馴染みのない単語を使い、回りくどく説明するため、なんだか意味が分からなくなってくる。読者に理解させようという努力が全く感じられない自己満足の文。学者の駄文というか、ひどい文だと思う。
単純に、面白い錯覚の事例集として書けばもっと多くの人が読むだろうに。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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